やっとボブ・ディラン・・・・。

CD
THE FREEWHEELIN' BOB DYLAN(フリーホイーリン ・ボブ・ディラン)
1963年ボブ・ディランのセカンドアルバムでアルバムの表紙は、まだ無名だったボブ・ディランと恋人のスーズ・ロトロ。腕を組んで歩いている姿が何ともいい写真です。この後、ボブ・ディランは急速に名声を高めていきますが、スーズは一緒にいることのプレッシャーやゴシップに耐え切れず66年に別れています。彼女はウィキペディアによると、早い頃から社会活動を行い、公民権運動にも参加、愛読していたランボーの詩やシュールリアリズムなど前半のディランにさまざまなインスピレーションを与えたミューズ的存在とありました。のちにアーティストとなり2011年、肺癌で亡くなっています。

大学時代同級生の女性がボブ・ディランが大好きで、分厚いディランの詩集のような本を貸してくれたのですが、当時は何だか理解出来ず,すぐに返してしまった記憶があります。そんな私がいま、ディランのこのCDを毎日毎日聴いているわけですが、実は、つい先日ペーパームーンでのサタデーナイトhttp://pmcafe.weebly.com/blog/archives/06-2014に夫と出かけ、ご近所のお客様と音楽雑談して以来、夫がディランの1963年当時のDon't Think Twice,It's All Right(くよくよするなよ)をユーチューブで聴くようになり、傍で聴いていてディランのかすれた声が何とも言えなず惹きつけます、とても20歳とは想えない、トム・ウェイツみたいだ、と夫にいうと、トム・ウェイツがディランの影響を受けているんじゃないか、と。ノーベル賞候補にも上ったことがあったというくらい、彼の詩は難解で深いといわれていますが、やっといま私に沁み込んできます。学生時代、本を貸してくれたあの彼女はずっとずっと大人だったのだと、いま頃気が付いているのです・・・・。

モンティ作曲 「チャルダッシュ」

NHK交響楽団メンバーによる弦楽の響きと題した「ドーリームコンサート」が、昨夜、弘前文化センタ−で開催された。出演する知人からご案内いただき、夫と出掛ける。プログラムに「チャルダッシュ」が入っていて楽しみにしていた。前半の構成は、ホルン・コントラバス・ウ゛アィオリンそれぞれピアノ伴奏が付いたソロの演奏、後半は、ホルン・コントラバス・ウ゛アィオリン・ウ゛ィオラ・チェロの五重奏。それぞれの楽器や曲の特徴が簡単に紹介され、奏者の演奏中の姿とはまた違った一面も引き出され、観客に親近感を持たせる工夫がなされていた。奏者は、ウ゛ィオリンの女性以外全員、思い思いの(自前の)上下黒で統一された装い、今回、はじめての試みだという。すでに10回以上開催されていて(私たちは、はじめて)、これまでは燕尾服だったよう。黒の軽装の方が、こういうスタイルの演奏会には、むしろ合っているように想う。どんなデザインであれ、黒は、演奏に集中出来るのかもしれないし、聴衆も集中して聴けるという作用もあるのかもしれない。このコンサート、一般2,000円、高校生以下1000円、ペアで3000円。弘前市の補助金がおりれば、来年も開催とのこと、興味のある方は、来年、是非!

そして、聴衆の側も、会場の雰囲気を損なわないよう、少しだけお洒落をして、更に、お決まりの予定調和の拍手ではなく、何か、聴衆の側も、演奏に対して自分なりの(欧米人のような)反応が出来たら、演奏会の奏者も聴衆もそれぞれが向上し、文化が深まり、豊かな社会と想えるようになるのでは・・・と、ささやかな夢をみて帰る。(無反応ほど怖いものは、ない。)

で、チャルダッシュ。ウ゛アィオリンは、もちろんですが、リコーダーやアコーディオンなどほかの楽器も含め、CDやユーチューブをとおして聴いていただけなので、ウ゛アィオリンの生演奏を聴くのは、はじめて。
ゆったりとした哀愁のあるテンポの導入部と次第に思わず踊りだしたくなるような陽気な速いテンポとなってゆく対照的な内容のハンガリーアジプシー舞曲。ジプシーの背負っている光と影が、この曲に漂っている。感情を抑えたものも好きですが、こういう感情の表出が随所に表現される作品には、大変惹かれてしまう。

ユーチューブでは、ウ゛アィオリンとトランペットによるジャズスタイルの魅力的なアレンジも。
http://www.youtube.com/watch?v=BF9uQI-SRv4

ミッシェル・ペトルチアーニのピアノ

ペト CD
久し振りにCDをアマゾンした。ミッシェル・ペトルチアーニのピアノソロ。このCD、以前、アマゾンにリクエストした時、散々待たされた揚句、結局ゲットすることが出来なかったので、もう諦めていたのです。が、ふっと思い立って調べたら、今回は、早々に届き、ずーっと聴いている。

ジャズのことは、殆ど不案内な私、そんな私がはじめてユーチューブで聴いた時の事(映像は見ていない)、圧倒する強靭なタッチ、が、決して耳障りではなく、唄うような踊っているようなリズム、しかも抜群に洗練されていて、そして素直にズンと心の深部に響きました。随分好いわね・・・と、私。パソコンの前に座り、聴いていた夫は、何も云いません。その後です、彼の演奏している映像を見たのは・・・・。

「ミッシェル・ペトルチアーニ solo LIVE」 フランクフルト1997年2月27日ライブ録音
11曲全て聴きごたえ充分。敢えて一曲「CARAVAN」

1962年生まれ。イタリア系フランス人というのもジャズプレーヤーとしては興味深い。先天性骨形成不全症という障害を背負っていて、成人しても身長は1メートル程度までしか伸びず、内臓や神経が圧迫されるので健康状態を保つことが難しく、「20歳までの命」と宣告されていた。デュークエリントンの音楽を好み、ピアニストになりたいと願うようになる。15歳でプロデビュー、18歳でレコードデビュー、一時は自らの不幸を嘆き、自殺未遂を繰り返すという時期もあったようですが、後に、そんな壁を乗り越え、つねにポジティブに、輝くように演奏し、生きていた。1999年1月6日 36歳で死去。

想い出のトム・ウェイツを聴く

tom waits
近頃、夫はトム・ウェイツのトム・トラバーツ・ブルースを良く聴いている。
http://www.youtube.com/watch?v=EKrJciWOheg
そう云えば、トム・ウェイツのこの曲を大好きだった親友が逝って3月9日で6年になる。私が夫と訪仏中、パリに20年暮らす今は亡きその彼女は、サン・ルイ島にある17世紀に建てられた石造りのアパートの4階にある自宅に何度か食事に誘ってくれ、その時に好きだと云って聴かせてくれたのがこの曲だった。彼女はジャーナリストとしてフランス、パリに生きていましたが、日本人がフランス社会で仕事をし、生活することの厳しさ、フランスという国に対する冷静な分析、そして、日本に対しての同様な姿勢など、彼女と話した濃密な時間と合わせて、この曲も共に熱く聴いた時間だった。

その古い盤は、彼女にとってとても大切なもののようだった。しゃがれた声と突き上げるようなトム・ウェイツの唄を聴いていて、私たちは、言葉が出ないほど胸を打たれていた。彼女が好きな理由が何だか分かるような気がした。以来、この曲は私たちにとって特別なものになっていた。勿論、帰国してすぐにCDを探し、入手出来たのが1986年盤。
また、こうして聴いていると、もう一度、彼女とあのアパートで一緒に聴きながら生き直しているような気がする。
友人と何かを共有する時間は、過ぎ去っていくものだけれど、あの時の感覚は記憶として、ちゃんと生きていてくれるようです。
そして、今、この曲の歌詞を調べていて、どうして彼女がこの曲をあれほど好きだったのか、トム・ウェイツそのもの魅力は勿論なのですが、今頃になって改めて気付かされている。

トム・トラバーツ・ブルースは、原曲がオーストラリアの昔からのフォークソング「Waltz for Matilda」という名曲だそうで、(Waltz)当てもなくさ迷い歩く(Matilda)放浪者が持つズタ袋という意味らしい。

和訳すると初めがこんな感じの意味らしい

疲れ果てて傷ついてしまった
でも、それは月のせいでないんだ
今になって昔の報いを受けてるだけさ
やあ、また明日会おうよ、ヘイ、フランク金を貸してくれないか
2、3ドルでいいんだ
放浪の旅に出るんだ、ワルチング・マチルダさ
お前も旅に出ないか、俺と一緒に

ギトリスを聴いて現場へ

ギトリス
現場まで車を運転すること片道2時間半。往復5時間、この時間が何んとも勿体無い、と、想っている。電車なら読書も出来るけれど、運転中は、そうも行かない。もっぱらラジオやCDを聴きながら時間を潰している。昨日は、イウ”リー・ギトリスのCDを持ち込んだ。購入したての頃は、家で良く聴いていたけれど、久し振りにこうして運転中にじっくり聴いてみて、改めてこの現存最高齢ウ”ァイオリニストの独特の情感ある弾きぶりに、心がもう熱くなり、実に充実した運転タイムとなった。漠然と潰していた時間がギトリスの演奏でこんなに上質な時間を車中で味わえたことになる。このCDは、ドウ”ォルザークの「ユーモレスク」やクライスラーの「愛の悲しみ」、アイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」など一般的に良く知られているウ”ァイオリンの小品ばかりが演奏されていて、どの曲もテンポといい、メロデイーの解釈といい、ギトリスの体臭が深く滲み、強烈に心に響いて来る。中でもスイス出身のユダヤ人作曲家ブロッホのバール・シェムの演奏は、舞台に引き込まれて観ているような錯覚を覚える位。CD最後の曲目は、サラサーテの代表作「チゴイネルワイゼン作品20」、これはもう圧巻。演奏に感動しながらあっという間に2時間半運転をしていた。
(因みに「チゴイネルワイゼン」とは、「ジプシーの旋律」という意味)
ギトリスは、1922年イスラエル生まれ、両親は、ロシア系ユダヤ人。親日家としても知られ、今回の東日本大震災にも心傷め、演奏家が次々に来日公演を中止する中、急きょ6月にチャリティコンサートを東京・名古屋で開催、その間に宮城県石巻市の避難所を慰問しているという。この時期レディー・ガガの来日は、随分派手にマスコミで取り上げていたけれど、老ウ”ァイオリニスト・ギトリスのこういう姿は、中々取り上げられない。

現場では、外壁に左官工事が入っていた。いつもの職人さん。
どの職人さんも仕事を楽しんでいるように見える、と、クライアントが嬉しそうに話していて、私もそんな風に感じる。仕上げが楽しみ・・・。
林邸
風除室も雰囲気が出てきた。
林邸6
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