ペーパームーンで昨年からはじまった朗読会は昨日で6回目。今回の朗読作品は、第一部は中世ドイツ・ハーメルンの街から笛吹き男の後に続いて130人の子供の姿が消えたとされる実話がもとになっているドイツの民話「ハーメルンの笛吹き男」、第2部はオスカー・ワイルドの童話の中で最も有名で最も読まれている「幸福な王子」、みすぼらしい姿となった王子の像、凍え死んだツバメの哀愁を秘めた献身的な愛が語られますが、ワイルドの現実を見抜く痛烈な皮肉が込められています。朗読スタッフの私は、朗読にのせる音楽を担当。来場者は殆どの方がリピーター、毎回楽しみにしているようですぐに満席になっています。
CDを操作している私の横で第2部作品の後半、ツバメが死んでいく行ですすり泣きする光景も見られました。