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ソロー「森の生活」そして映画

厳寒の冬の日々には持ってこいの読書となったヘンリー・デービッド・ソロー著「森の生活」。読みだした昨年の夏には、どうも読み進めず冬に改めてゆっくり読もうと決めていた。連日氷点下の閉じ籠った生活は、寧ろじっくり味わって読み込むことが出来て、なかなか充実した時間だった。後半の冬の頁「冬の動物」「冬の湖」ではまさにソローと同じ体験をしている感覚だったし、読了した2月末、それは「春」という頁で完。まさにグッドタイミング。

150年ほど前に書かれたこの本はソローが自ら建てた簡素な小さな家(3m×4.6m)で自給自足をし、その実験的生活の2年2か月を通して思索した日々が綴られている。

人生について書かれた行・・・ここに人生という、私がまだほとんど手をつけたことのない実験がある。だが、以前にだれかが手をつけたからといって、こちらの役に立つわけではないのだ。もし自分でも価値があると思われる経験にぶつかるとすれば、それは私の指導者たちが一度も教えてくれなかったものであることに、きっと思い至るだろう・・・・

 

私が惹かれたソローの言葉・・・私の家には三つの椅子があった。ひとつは孤独のため、もう一つは友情のため、三つめは交際のため・・・孤独であるという事と友情と交際が並んであるということ、じーんとくるものがある。

 

最近、アンドレイ・タルコフスキー(1932〜86年)というソ連の監督の映画「ストーカー」(1979年)を観て、丁度読んでいたせいか、ソローの影響を強く感じさせた。調べたらやはりそうだった。この映画も時間の流れに抑揚がないまま観客を自然描写を通して深い精神性の世界へぐいぐいひっぱっていく、そして、最後の最後に強い余韻を与える。(タルコフスキーは「映像の詩人」と云われている)

 

 

 

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