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みなともっと別れよ。

新元号が分った日にちょうど読みはじめた辺見庸の「記憶と沈黙」は、書き出しから想わず息を呑んで仕舞った。

・・・だれにでもなく、自身にくりかえしいいきかせなければならない。あらためて記すまでもないことだけれども、残りの生を意識し、ここにあえて書きおく。みなともっと別れよ。みなともっと離れよ。人をみなといっしょになって嘲ってはならい。その彼か彼女をみなといっしょになって指弾してはならない。その彼か彼女が疑いもなく悪ければわるいほど、みなと声を一つにして難じてはならない。みなととともに叫んではならない。みなとともに祈ってもならない。みなと同じ声で泣いてはならない。みなといっしょに殺意をいだいてはならない。みなといっしょの認識には、かならずといっていいほど錯視がふくまれているから。みなといっしょの行動にはたいてい救いがたい無神経とヒューブリス(極度の自尊心や自身)と暴力ないしその初歩的形態がひそんでいる。・・・・

 

ジョージ・オーウェル「1984」をこの冬読了し、いまの日本と妙に符合する怖さを感じている。そして、元号のニュースに大騒ぎする空気、政府の支持率向上・・・空気だけでみなといっしょに動ける人々がいる。 自分の理由と責任で考え、行動できるエネルギーを持ちたいと想う。

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