北欧・リポート 総集編

友人Jennyが行くべきだと推薦してくれたArtipelag、美術館、ショップ、レストランを備えた感度の優れた施設、人気があるので土日は避けた方が良いというアドバイス。ここへ行くには往復バスでも行けますがボートで行ってその景観を楽しみ、帰りをバスにすれば、私が持っている一週間使えるアクセスカードも使えて安上がりということで様々あるボート会社のツアーのサイトから一番シンプルな片道だけのチケットを予約し、いよいよストックホルム群島巡り体験。ストックホルム滞在5日目でした。ボート乗り場は日本のような待合室があるような船着き場ではなく、バス停のような感じでツアーごとにポールが立っているだけ、関係者は誰もいません。実は前日に総合窓口みたいな場所にいって確認しておこうと勝手にイメージしていったのですがそれらしいものが全く見当たらず、通りがかりの人に聞いてやっと判明!ことごとく自分の体に浸み込んだ日本のシステムが通用しない事に、頭がやられてしまいます。船は1時間前に来ましたがネットで予約した画面をタブレットで見せようとしたら、名前だけ聞かれ、それで乗船OK。

浅瀬に入らないようにポールが立っている間を通ります。ボートから見える景色は、まったく違っていました。

日本の住宅にも似たモダンな家が立ち並んで、どの家も水面までの長い階段がついていて、泳いだりボートに乗ったり出来るようになっています。ジーンセバーグが演じたサガンの悲しみよこんにちわの避暑地のシーンを想い出していました。

約1時間でArtipelagに着きました。沢山の降りた人たちが歩いていくのについていき15分くらいかなあ・・・

正面は黒い板をモダンに使って、彫刻が効いています。野外を散策するとユニークな彫刻が自然に溶け込んでひょっと迎えてくれます。

着いたのがちょうどお昼だったのでレストランは物凄く混んでいて、スエーデン語で書かれた大きなメニューは訳が分からず、オープンサンドのショーケースを指さしてチョイス。何とか注文出来ました。ローストビーフとニシンの酢漬けを選び、ビールとコーヒー。私が食べたニシンの方はあっさりした感じで選んでみたのですが、ちょっと難しかった・・・。どれもそうなのですがボリュームが凄いです。感度の高いデザインショップもあり、充分に楽しめる施設(ですが、残念なことに、日本でかなりのものが紹介され、何となく見たことがあるような気がしてどうしても購買意欲が沸きません。)東洋人は我々以外は一人旅風の女性だけでした。開催中だった展覧会、Bloomsbury Spiritという20世紀初頭イギリスで起こった平和主義・自由主義のグループの活動を紹介していました。バージニア・ウルフの写真が興味深かった。高齢の女性が素敵なデザインの折りたたみ椅子を持参していて、時に座ってじっと鑑賞していたのが印象的だった。(画像の右端に見える女性↓その椅子を持っています。)

2日後、必ず見たいと想っていた世界最古のスカンセン野外博物館(1891年〜)に路面電車トラムで出かけました。1900年初頭、柳宗悦、浜田庄司、河合寛次郎たちがここに感銘し、日本民芸館設立へと繋がった場所です。

撮影は×となっていましたがスエーデンの民族衣装を着たガイドさん、フラッシュを使わなければ撮影OKと親切に教えてくれました。ここスカンセンは画像にあるような建物が点々と立ち並ぶ野外博物館かとイメージしていたのですが、ファミリーで楽しめるような動物園やアトラクションの工夫が随所にあって物凄く広くて、興味のある建物だけ入りました。日陰で休憩していたら、ほら、またマタニティファーザーが・・。

旅の中盤はコペンハーゲンへ移動し世界一美しいといわれるルイジアナ美術館へ

入口は拍子抜けするほど普通の家のようで、云われなければここが美術館なんて気が付きません!あとでわかったのですが人を威圧するような建物ではなく静かに迎入れるような美術館を目指したという創設者の強い姿勢があったのです。

50,60年代のアメリカの現代美術の充実したコレクションを中心に、彫刻も充実、特にジャコメッテイが有名。「歩く人」を展示していた空間は実に印象的だった。ソファーや椅子を作品の前において置いて「美術館疲労」を癒すのではなく、それを癒すのはむしろ自然や風景の前ではないかということを考えさせられます。

 

レストランには見渡す大きな窓、向こうは海です。赤いオブジェはカルダー。

 

紹介したいシーン、北欧で考えさせられた暮らしについてまだまだあるのですがこの辺でおしまいにします。

ブログでこの旅をふっと想い出したとき、たまに触れてみたいと想います。

 

 

 

北欧・リポート No.6(帰路)

無事日本に帰ってあっという間に1週間が経っています。17泊の白夜の体験と時差ボケで体内時計が平常に戻るのにちょっと時間がかかりましたが、もう大丈夫のようです。

上の画像は、ストックホルム中央バスターミナルからアーランダ空港へ向かうバスを待っているところ。朝の5時半位ですが随分旅行者が待っていました。乗るときはバス会社の人がバッゲージをバスの横にある収納庫に入れてくれますが、降りるときには自分で出さなければなりません。ずっと奥に入れられていたりすると出すのが大変です。日本は自分で出さなくてもちゃんとドライバーの人が出してくれますが、多分、日本が特別なのかもしれません。兎に角、自分がしっかりしていなければなりません。

ストックホルム・アーランダ空港から約1時間でコペンハーゲン国際空港に着き、4時間後ここから成田空港へ向けフライト。まずは予約していた成田行き航空券をセルフチェクインしなければなりません。これがこの旅行中にドキドキしたことの1つ。てっきり空港カウンターでチェックインするものと想っていたら、なんとセルフで画面を見ながら座席を確定し、バッゲージも預け入れの為にバーコートがついた長い紙もセルフで出力しなければなりません。日本を発つとき成田ではSASのカウンターですべてやってくれたのにです。バッゲージを持って預け入れの場所へ移動しても係の人は誰もいません。その後も全部セルフで所定のやり方でベルトコンベアーにバッゲージを乗せなければならないのですが、これはもうお手上げで、間違ったらバッゲージが何処へ行ってしまうかわかりません。隣でやっていた黒人の女性に尋ねると自分の荷物もまだ終わっていないのに一生懸命手伝ってくれ、そこに空港関係者が助けに来てくれて、やっとバッゲージを2人分預けることができました。もうここまででかなり体力消耗! そしてEU圏を出国する審査を経て、後は、搭乗ゲートが決まり次第、そのゲートへ向かえば良いのです。が、そのゲートがなかなか決まらない。さらに決まっても見つけられない! 成田行きは、ゲートNO32、ずーっと奥の奥で端っこでした。北欧における日本の存在感をものがたります。4時間の待ち時間はあっという間に過ぎていました。

無事搭乗し安堵。SASの機内食はとても美味しかった!熱々のディナーです。パンも暖かくて美味しいし、そして久しぶりのワインです。滞在中のアルコールはすべてビールでした。

無事、成田に着き、空港から出てすぐに乗車できるアクセス成田というバスに乗って東京駅まで直行。これはすごく便利! 片道1000円、約1時間弱。バスに預けるバッゲージには番号札が貼られ、間違えないように控えの紙も渡されます。降りるときにはちゃんとバス会社がバッゲージを渡してくれます。これが日本だったのです! ちょっと前まで何の張り紙もされないバッゲージ、降りるときも自分でバスから出す、こんなことを体験してくると、何だかあれでいいのではないか、とも思える自分に気づいています。

次回は、北欧リポート総集編を・・・。

 

北欧・リポートNo.5

Sandgrund KARLSTAD ここがラース・レーリンのパーマネントギャラリー

アパートから歩いて10分ほど、ここはなんと森の墓地で有名な建築家アスプルントが1960年にレストランとして設計した建物でした。

LARS LERINは、独自の水彩技法で描いていて、北欧を代表する作家といわれています。多くの人で賑わっていました。

ちょうどギャラリートークを開催していましたが、スエーデン語なので全くわかりません!

実は、ストックホルムでラース・レーリンの大展覧会を観ていたので、ここは少し物足りなかった。

お昼を買いに近くのサラダバーへ入ったら、ここはこれまで利用していたスーパーやデパ地下のサラダバーと違ってチョイスしたものをお店の人が詰めてくれるスタイル。ちょっと高めでしたが、どれもフレッシュで今まで食べたサラダバーで一番美味しかった! 

そして夕方、食事を作ってくれるといってHannaさんがスーパーの袋を下げて来てくれました。ブラウンのヘルシーなスパゲッティーを茹で、赤い鍋に作ったソースに放り込んであっという間に出来上がりました。これもスエーデン料理、最後にレモンの皮をたっぷりふって、茹でたてのブロッコリーをのせて頂きます。とてもあっさりしていて、日本に戻ったら必ず作ってみようと思います。レモンのサワーが効いた、夏らしい一品でした。まさにファストクッキングです。(赤い鍋、とても素敵、おばあさんが使っていた可なり年季が入ったもの。料理上手だったそうです)

Hannaさんとは今日でお別れです。明日、ストックホルムに移動し、翌日日本へ向け帰ります。

お母さんの赤のTOYOTAの車で、ずっと窓から手を振りながら帰って行きました。

 

北欧・リポートNo.4

Hannnaさんと実家のあるkarlstad(ここからノルウェー・オスロまで100舛箸いΧ瓩機砲惴かう4時間のバス旅。2階建てバスの2階最前列に座り、彼女のガイド付きという充実した時間でした。スウェーデンのシリコンバレーといわれるビル群、風力発電群を通り、あちこちに点在するドラム缶くらいの大きさの白い覆いをした塊、これは冬の間の牛や馬の食料になるのだそうです。

karlstadに到着。クラ−ル川にかかる橋を渡ってHannaさんのおじいさんが一人で暮らしていたアパートに向かいます。95歳になるおじいさんが大変具合が悪くなり、実家でお母さんがその世話をするというので私達に気を遣って、気兼ねなく過ごせるアパートの方を提供してくれたました。本当にここまでしてくれて感謝、感謝!因みに、スウェーデンの平均寿命は82歳、高齢者もよく見かけます。

ここがそのアパート。便利な場所ですが、とても静かなエリアです。

着いたのが19時を過ぎていたので、夕食の準備をしてお母さんが待っていてくれました。

良く煮込んだスウェーデンの伝統的なスープだそうで、白豆のスープ、これはシンプルで美味しかった! これだけで充分栄養があります。マスタードを落として食べます。

コンパクトにビルトインされたキッチン。

高齢者ひとり暮らしのアパート、ベッドを置いたリビング兼用の室内、キッチン、バストイレ これで充分です。日本の年寄りの住まいはモノで溢れていますが、何と清々しい空間でしょう。それでも、ちゃんと必要なものは揃っていて、どの壁にも絵画が飾ってあります。う〜ん・・・何だか妙に考えさせられます。

翌日の今日、散歩していると、またベビーカーを押した若いお父さん、犬の散歩を兼ねています。

こんなオブジェも! 川の向こう側にアパートがあります。

日本は殺人的な暑さのようですが、ここは実に爽やかな暑さです。ノースリーブにスカーフがちょうど良い感じです。

この旅も残すところ後3日となりました。出来るだけ滞在中にリポートをと、考えています!

明日は、この地に住んでいるラース・レーリンという作家のパーマネントギャラリーへ行ってきます。

スウェーデンでいま最も人気のある作家です。

 

北欧・リポートNo.3

Jennyが友人Hannaさんを日本料理クッキングに誘ってくれ、100均の大根おろし器を使ってラディッシュをおろしてもらいました。

梅おろしのぶっかけそうめん、野菜の天ぷら、鰹節しょうゆご飯、茄子の焼き浸し、海藻と春雨のサラダ 

こんなメニューでした。

そして、Hannaさんから招かれて行った彼女のアパートはとても環境の良い場所でした。中心部からメトロで20分、広い公園の中を通ります。Hannaさんはメンタルフィロソフィー専門のドクター、日本だと心療内科のようなものなのでしょうか?この公園はそういう患者さんたちの為のもので噴水があって、芝生も綺麗で鳥がいて心落ち着けるような雰囲気がありました。

彼女のアパートはこの公園を過ぎたところに建っていて、ここに住んで5年になります。

まずは今回の招きに感謝して、茶籠で冷たい抹茶をたてました。深いブルーの茶碗を借りましたが、アフリカの陶器、こうして行った先のモノを道具にするというのも、お茶では「見立て」といって楽しみます。

広いキッチンでした。一人暮らしのJennyの住まいとはまた違って、4歳、7歳の息子と夫という家族構成。

そして、料理上手なHannaさんの手料理↓オーブンにすべて入れて私たちが着く時間に出来上がるようにしていました。

どれも美味しかった! ボリュームが凄いでしょう! ズッキーニの上に野菜のマッシュしたようなものがのって、特に美味しかった! こういう風に家庭料理をいただくと、もうレストランで食べようとは思わなくなってしまいました。食べたいと思うものがどの店をのぞいても見当たらないのです。

午後3時、家の中はとても暑く、目の前にある芝生が美しい広場の木陰へトレーごと運んで、スエーデンのビールを呑みながら食事。日本のことについて様々な質問を受ける。日本の社会の格差について話すと、この国では格差の巾が殆どないというような表現をしていました。

デザートもしっかり作ってくれていました。ラズベリーのフロートのようなものでココアを掛けるのが一般的な食べ方。良く冷えたこのデザートも外で頂きました。甘さも上品で大きなラズベリーもゴロゴロ入っていてこれも美味しかった!

Jennyという友人がいたお陰で、日々貴重な体験が出来ています。

明日からノルウェーの近くにあるHannaさんの実家に3泊させて頂きます。ストックホルムからバスで4時間、どんな体験が待ち受けているか・・・?

またリポートします。

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